【追悼】おやじのシトロエンC5の思い出【廃車確定】
約1年半くらい前に50万円で買ったシトロエンC5。
この度、廃車が確定しました。
ガラスの破損(15センチ四方に大きなヒビ)、
AFS付きヘッドライトの故障、
ステアリングラックの故障、
ハイドロサスの故障、
ABSなどセンサーの故障、
タイヤの寿命
などが重なりました。
AT、エンジンは全く問題ありませんでしたのでもったいなく感じましたが、
あと2年乗るのに現時点で少なくとも40万円程度の費用をかけなければいけない。
そして直したとしても、この時点で約16万キロなので、今後も何が起こるのか分かりません。
だましだまし乗るという選択も考えたのですが、
ハイドロサスの故障が特に重傷で、稀に全くサスペンションが機能しないことが起こりました。
そうなると安全性に不安を覚えてしますので、車検が切れるより前に廃車して、新しい車を買うことにしました。
この期間で一番よく乗ったのがC5でした。
その記録を残したいと思います。
「一度はハイドロサスを経験したい」と思って、C5を探して買いました。
探したのは6ATとなるV6エンジンの一択です。
本革シートのExclusive仕様でした。見た目は完全におやじくさいヘンテコな車(愛嬌はあるのですが)だと思います。
このふわっとしつつも芯がありそうな気がする独特な乗り味こそがハイドロサスの特徴なんだと思います。
始めて乗るとハンドルのからの反応の薄さに??となりますが、慣れてくるとそれなりのペースで飛ばしても、全然平気です。
車高の上げ下げがおまけでできますが、この機能は不要でした。
V6 3000ccから207馬力しか絞り出さない、エンジンユニット。
排気量なりの力があり追い越しは楽ちん。
排気量の偉大さを感じました。
ATも6ATですごくスムーズでした。
私は所有した車では、ステップATは4段までしか経験したことがなかったので、 新鮮でした。(今時は8AT、9AT当たり前ですが)
そして何よりこのエンジンは音がスポーティで、結構気持ちいいです。
V6というエンジン自体がそういう特性があるんだと思います。
内装デザインも外装に負けないくらいおやじしています。
装備は豊富で、DVDナビ(使えないけど)、前後クリアランスセンサー、左右独立エアコン、左右パワーシート、シートヒーターなどなど。これまでの車で一番豪華でした。
結構デカいし、小回りも効かないけど、この1年半は重宝していました。
大体1万キロくらい乗りました。
燃費は平均して8km/L後半。
高速では11~12km/L走ることもありました。
座面を上げて、リアシートを倒すと結構大きなスペースができて
荷物の運搬なんかにもかなり使えます。
ハッチドアを開けてしまえば、180cmのソファも運べました。
(おすすめはしませんが、まぁ短距離なら普通にできちゃいますよ)
ゆったりとしたV6、6ATは16万キロ走っても全然快調でした。
このユニットは燃費も悪くないし、エンジンの印象もいいので、
状態のよさそうなものを50万円で買って2年で乗り捨てるのは悪くない選択だと思います。
ハイドロ系はカバーされていて状態が把握しにくいですが、
車高の上げ下げが正常に行われるか、できれば乗ってみておかしな挙動がないかを確認してできるだけ初期状態がよいものを探したいです。
ハイドロは必須でなくて、少し長く乗りたいなら、同じ会社のプジョー407SWの3L末期モデルを買うのが吉かと思います。
エンジンとATが同じですし、SWは実用面も優れています。
C5と比べるとだいぶ見た目もまともですしね。
でもC5、いい車でした。
古いプジョーシトロエンを長く乗るのは覚悟がいりそうですが、新車で買える身分なら、故障のリスクが少ないから、悪くはないと思います。
でもリセールバリューを考えると、やっぱりすごくお金がないときついと思います。
乗りつぶすにしても保証が切れてからの維持費が高そうだし。
と理屈ではあまりお勧めはできないのですが、それに代えられない味があると思います。
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